/ 12月 31, 2020/ お知らせ, 日々のメモ

 11月の終わりに引越しまして、十年弱のひとり暮らし(部分的にはひとと暮らしたり居候したりしている時期もあったけど、まあまあ)に終止符を打ち、家族と合流して暮らしはじめてちょうど一か月経ちました。
 居間で猫様のソファになるのに想定以上に時間をとられ、部屋を整備したり机に向かったりが思うようにできていない……この文章もまだまだ「仮住まい」感の強い自室で下書きをし、猫様を抱えて無理めな体勢で整えています……

 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
まめに更新はできないくせに、たまに書こうとするとどうでもいい話の枕が無駄に長くなるな。すみません。
 事前に告知……と思いつつタイミングを逃がし続け、2020年の振り返りという最後のチャンスになってしまいましたが、今年の作文関連をまとめます。事後報告にも程がある……

【商業のお仕事】

「オフィスに百合は咲きません」
yomucoさんほか、電子書店にて全9巻配信中(完結)
英語版 Yuri Will Not Blossom at Work!  Manga Planet さんより海外配信開始

 2019年3月に連載開始した「オフィスに百合は咲きません」、ちょうど一年後の2020年2月に最終巻の9巻がリリースされ、めでたく完結いたしました! 
 よかった……何はともあれ無事に最後まで書ききることができてほんとうによかったです。いつ見ても最高にテンションが上がる美麗な挿絵をつけてくださった綺月るり先生、常に励ましと的確なアドバイスをくださった担当Oさん、何より最後まで見守っていただき、あたたかいご感想をくださった読者のかたがたのおかげで出来たことだと思っております。ほんとうにありがとうございます。
 また、12月2日よりManga Planetさん経由で英語版“Yuri Will Not Blossom at Work!”の海外配信がスタートしました! 個人的にも英語の勉強に再挑戦する気運が高まっていた2020年なのですが、まさか自分の文章が英訳されるとは思ってもみなかったです。海外のかたにも読んでいただけると思うとワクワクしますね!

『ユリイカ9月号 特集・女オタクの現在』
「オタクの私とオタクではない小説」

 発売前からとても話題になったユリイカの「女オタク」特集号に、オリジナルも二次創作もひっくるめて十代の黒歴史(?)的な遊びが今に繋がっている、というような内容のエッセイを書かせていただきました。
 そうそうたる顔ぶれの書き手のかたがたのなかに混ぜていただき、たいへん嬉しかったのですが、ちょっと緊張しすぎたな……と掲載された文章を読み返して反省しました。緊張しすぎて固くなってしまうこととか、文章書いててもあるんだな……。
 特集タイトルの「女オタク」という呼称に対しても、「女オタク」と名指され、括られることについての真摯な言及があり、内容も網羅的で、読み手としてもとても楽しく興味深く読みました。

「ついの棲みか」Pixivノベル掲載

「女の子と女の子が結婚する世界」をえがいたあずみさんとの二人誌『Wedding Invitation』収録作「ついの棲みか」をPixivノベル大賞百合部門に選んでいただき、Pixivノベルに掲載していただいています。
 けーしん先生が素晴らしい表紙イラストを描いてくださいました! とてもかわいい朱鷺子と千鶴に加えて、彼女たちの暮らす空間をていねいに描きこんでくださっていて、彼女たちの生活のワンシーンを垣間見たようなイラストです。ありがとうございます!

【同人誌・企画など】

「きらきらのイミテーション」

 笠木拓さんの短篇集『イミテーション・リリィ』に解説を書かせていただきました。
「5人がかわるがわるに語る、いろんなふたりとひとりの話」が詰まったとてもやさしい短篇集です。たくさんのかたに届いてほしいなと思います。

「日記に幕は下りません」

 2019年11月から始まった笠木拓さんとの交換日記「日記に幕は下りません」ちょうど一年たったということで2020年10月の更新分で区切ります。
 開始したときには当然のことながら2020年がこんなことになっているとは少しも予想していませんでしたが、結果的にはこの一年をこういうかたちで書き残しておけてほんとうによかったと思います。「交換日記がしたい」という私のつぶやきを拾ってくださった笠木さんに心から感謝です。
 なお、この一年分の日記は紙の本にしようと計画中です。具体的な見通しが立ってきたらまたお知らせしますので、心に留めておいていただけると幸いです……!

「境界線がいつも見えない」

 東京都内の四つの街を舞台に2020年のある一日のラブストーリーを四人の書き手が綴るオンライン小説企画「東京恋愛地図」、最後の最後まで私が足を引っ張りつづけて予定より一年ちかく遅くなってしまいましたが、無事に完結しました!
 2020年がこういう年になることは前年の時点では予想しようがなかったので……まだ何の予兆もなく穏やかだった1月2日の東京駅、いくつもの魔法が張り巡らされ異界が姿を現す5月8日の新宿、オリンピックが無事開催された時空がさらに歪んでいく9月4日の浅草、そして私は新型コロナウィルス感染症の影響下にある11月27日の豊洲を書きました。
 いろいろな意味で、いまこのときに書いてよかった・書けてよかったと思う話です。一緒に企画を遊んでくださった磯崎愛さん・あずみさん・穂崎円さんにもあらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました!

【そのほか、こまごまと書いたもの】

「コリオレイナス、そしてシェイクスピアという沼に落ちて」

 小澤みゆきさん主催の文芸アドベントカレンダー参加記事。トム・ヒドルストン主演のNTL「コリオレイナス」をきっかけにいろいろ目覚めてしまってたいへんだった、という話を無理やり文芸に絡めています。「コリオレイナス」は先日NTLアンコール冬祭りで三度目の鑑賞が叶いました。一年の最後の最後にありがたい……
 アドベントカレンダーに参加するの、楽しいですね! 来年も何か書かせていただけるといいな~。

「ウエディングドレスにさよならを」
「見渡すかぎり春のみどり 英国旅行2016」
「砂漠の街と青の都 韓国・ウズベキスタン旅行2019」
「被爆の十字架、海上の神社 広島ライヴ旅行2017」
「寺山修司をたずねて 青森ライヴ旅行2018」
「島へ渡る 瀬戸内国際芸術祭2019」
「不自由を見に行くつもりじゃなかった あいちトリエンナーレ2019」
「城壁のある古都 西安旅行2019」

 エイプリルフールに合わせてソロウエディングを体験したエッセイを書いたほか、この数年の旅の思い出を当時の日付に合わせてnoteに書いていました。
 ただ、noteについては2020年12月31日をもって更新を停止し、記事を移行予定です(年が明けてから順次行います……いつも作業が後手後手で申し訳ないです……)。

 以上のような感じです。幸運なことに私は今のところ元気で、仕事や生活にも新型コロナウィルスのダメージを比較的受けていないのですが(チケット取ってたライヴがごっそり延期になったぐらい)、それでもやはり気持ちが落ち着かず、腰を据えて書こうという気持ちにはなかなかなれないまま過ごしてしまった今年でした。
 そんななかでもこうしてご報告できるものがあることはほんとうにありがたく、お声がけいただいたことには感謝しかありません。

 イベントについては、1月の文学フリマ京都への参加が最後になってしまいました。秋の文学フリマ東京には参加したいと思っていた時期もあったのですが、その後いろいろと悩んでいるうちに申し込みそこねてしまいました……春はお休みしたことがありますが、秋の文フリ東京に出なかったのはいったい何年ぶりだろう……。
 次のイベント参加は可能なら来年5月の文フリ東京から……と思っていたものの、よりによって大晦日の今日になって東京都の新規感染者が1300人を超えたというニュースで……状況次第ですね……。暖かくなったら少しは落ち着いてくれないかな……と希望を持ちつつ……

 どのようなかたちであれ、来年も書くことは続けますので、見守っていただけるとうれしいです。
 まずはお互い体に気をつけて、生き延びましょう。
 よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします!

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